SIMETR UM .COM kg/ha · g/m² 菌類学
基本単位:kg · m
JA|36 言語
SYMBOL PLATE M_myc ≈ 190 kg/ha L = 100 m/g · d = 3 µm kg/ha 実 菌糸 ×4 015 cm ISO 18400 · コア 0—15 cm
表記

面積あたりの質量は、グラム毎平方メートル g/m²、またはキログラム毎ヘクタール kg/ha で書く。添え字つきの大文字 M は質量を表し、菌糸体は M_myc、子実体は M_fr。土の中の菌糸の長さは小文字の L で、土 一グラムあたりのメートルで書く。

混同しないこと

乾燥重量と生重量は区別する。新鮮なキノコは十分の九が水である。菌糸体の質量とキノコの収量も区別する。収量は一シーズン分、菌糸体は採取した日の値である。また、ヘクタールを「一ヘクタールに菌糸体ひとつ」と取り違えてはならない。一個体が占めるのは数メートルのこともあれば、数百ヘクタールのこともある。

銘板が示すもの

落葉層の上でホウキタケが揺れ、枝先から胞子が立ちのぼる。地下では白い菌糸がその根元から広がり、文字 kg/ha を通り抜け、トウヒの根に届く。右では採土管が土に入り、目盛りの印が 15 cm まで下がって光る。いちばん上には秤があり、菌糸の皿が子実体の皿より重く下がっている。

単位シート
菌類学 改訂 2026-10

菌糸体と子実体 kg/ha · g/m²

SI 組立単位 · 量:面積あたりのキノコの乾燥重量

ホウキタケの重さは二百五十グラム。キノコ全体の重さはどれだけか。

秋、トウヒ林でホウキタケが見つかる。海のサンゴのように枝分かれしたキノコだ。切り取って籠に入れる。だが、これはキノコ全体ではない。胞子をまくためにキノコが数週間だけ育てた子実体にすぎない。

キノコ本体は土の中に残っている。それが菌糸体、太さ約三マイクロメートルの糸状の菌糸のネットワークだ。トウヒの根にからみつき、何年も生きる。森の土 一グラムには、数十から数百メートルの菌糸がある。一平方メートルの森の下では、合わせて約一万二千キロメートル、赤道のほぼ三分の一になる。

菌糸体と子実体は、面積あたりの乾燥重量で比べるのが便利である。トウヒ林の下では、菌糸体の重さは 一平方メートルあたり約二十グラム。同じ 一平方メートルの上に一シーズンで生えるすべての子実体より、数倍重い。

記号M_myc——菌糸体、M_fr——子実体
単位g/m² · kg/ha · t/km²
換算1 g/m² = 10 kg/ha = 1 t/km²
菌糸の質量≈ 1.6 µg(乾燥)/ m、d = 3 µm のとき
土の中の菌糸の長さ10 から 600 m/g、マットでは数千、推定
代表的な値25 g——乾燥ホウキタケ · 19 g/m²——トウヒ林の菌糸体
換算へ 歴史の節へ
01 · 定義
菌糸の長さ · 一メートルの質量 · 土の層

子実体は丸ごと秤にのせられる。菌糸体はそうはいかない。土から取り出せないからだ。そこで質量は換算で求める。土からコアを取り、菌糸を洗い出し、顕微鏡で土 一グラムあたりの長さを数える。

太さ 3 µm の菌糸 一メートルは、乾燥状態でおよそ 1.6 µg である。これは円柱の体積に密度と乾物の割合をかけたものだ。一グラムあたりの長さに、一メートルの質量と、一平方メートルの下の採取した層の土の質量をかけると、一平方メートルあたりの菌糸体の質量が得られる。

子実体の数え方はもっと簡単だ。調査区で一シーズンのキノコをすべて集め、乾燥させて秤にかける。どちらの質量も面積で割れば、比べられる。樹木の根と共生する菌では、子実体はほとんどいつも菌糸体より軽い。

L——土 一グラムあたりの菌糸の長さ · d——菌糸の直径 · ρ——菌糸の密度 1.1 g/cm³ · s——乾物の割合 0.2 · ρ_soil——土の密度 · h——層の厚さ
M·L⁻²
面積あたり質量の次元
90 %
新鮮なホウキタケの水分
× 10
g/m² から kg/ha へ
表 · さまざまな森の菌糸体、本ページのモデルによる計算
森L, m/gg/m²kg/ha
層の厚さ、土の密度、菌糸の長さは、森ごとの典型的な推定値である。マットは、ホウキタケの仲間が落葉層に作る、菌糸の密なからまりをいう。
インタラクティブ · 地上にあるもの、地下にあるもの

どちらの皿が重いか

上はホウキタケの下の森の土の断面。白い線は菌糸で、その濃さはスライダー L に従う。森、面積、子実体の数、菌糸の太さを選ぶ。「コア採取」は採土管を下ろし、実験室のように試料中の菌糸を数える。結果にはばらつきがある。「結実」はホウキタケを生やす。サンゴ色は子実体、スレートブルーは菌糸体、緑は根を示す。下には三つの表示がある。「秤」は二つの質量を並べて見る。「深さ別」は土 一センチごとの菌糸の量。「年」は二つの質量の月ごとの変化。

記録:

注記 · 質量はどこから来るか

菌糸体を養うのは樹木

針葉樹林や広葉樹林に生えるホウキタケは、樹木と共生している。菌糸は細い根にからみつき、樹木から糖を受け取り、水と窒素を渡す。つまり菌糸体の質量は、森そのものの生産のうち、樹木が地下のネットワークに投じた分である。子実体も同じ蓄えから育てるが、水分があり夜が涼しいときだけだ。乾燥した年には子実体はまったく出ないが、菌糸体は残る。

02 · 換算
面積あたり質量 · 菌糸の長さ · 記録

グラム毎メートルからトン毎ヘクタールへ

面積あたりの質量か菌糸の長さを入力する。最初のタブは単位を換算する。二つ目は、土の中の菌糸の長さから、選んだ層の菌糸体の質量を計算する。三つ目は、子実体と菌糸体それぞれの、最大のキノコを集めたものである。

正確な数ではなく、桁

土 一グラムあたりの菌糸の長さは、研究室によって得られる値が違い、結果は二、三倍ずれる。顕微鏡では、死んだ菌糸と生きた菌糸が必ずしも区別できない。そのため菌糸体の質量には余裕をもたせ、「一ヘクタールあたり百キログラム程度」のように書く。

換算表
03 · 桁の比較 · キノコの乾燥重量、菌糸 一センチから一個体まで

乾燥重量、対数目盛

04 · 測定器
採土管 · 格子 · 袋 · 乾燥

菌糸体は秤にのせず、数えて求める

0 cm5—1015 cm落葉層
採土管と層ごとのコア

採土管

鋼の管を土に打ち込み、乱れていない土の柱、つまりコアを抜き取る。それを五センチごとの層に切り、一つずつ秤にかける。こうして、一平方メートルの下の必要な層の土の質量がわかる。この数がなければ、一グラムあたりの菌糸の長さを面積あたりの質量に換算できない。

N = 1N = 2N = 4 L = π·N·A / (2·H)
格子入り接眼レンズと交点カウンター

交差法

土の試料から菌糸を取り出して染色し、フィルターの上に広げる。糸を一本ずつ測るのは不可能だ。代わりに接眼レンズに格子を入れ、菌糸が格子の線と交わる回数を数える。交点の数、面積、線の全長から菌糸の長さが得られる。この方法は 1966 年に植物の根のために考案された。

50 µm の袋、石英砂 根は通れず、菌糸は通れる
土に埋めた砂入りのメッシュバッグ

メッシュバッグ

目の開き 50 µm のメッシュの袋に清浄な砂を詰めて、土に埋める。根はこの網を通れないが、菌糸は通れる。数か月後に袋を掘り出し、中に伸びた菌糸体を秤にかける。こうして、森が一シーズンに育てる菌糸体の量がわかる。たいていは 一ヘクタールあたり数百キログラムの乾燥重量である。

70 °C · 48 h 250.0 g25.0 g
乾燥器と秤、250 g → 25 g

乾燥と秤

調査区のキノコは 60—70 °C で、質量が減らなくなるまで乾燥させる。新鮮なホウキタケ 250 g は、乾燥後に約 25 g になる。キノコを比べられるのは乾燥重量だけだ。雨の日には、同じキノコが晴れた日より重い。

05 · 表記の規則
乾燥か湿潤か · 層 · 期間

どの質量か、どの層かを書く

面積あたりのキノコの質量には、いつも三つの注記をつける。乾燥か湿潤か、どの土の層か、どれだけの期間かである。これがなければ、ある論文の数を別の論文の数と比べることはできない。

正しい
M_myc = 19 g/m²、乾、0—15 cm
190 kg/ha 乾燥重量
子実体 4.5 g/m² / シーズン、乾
L = 100 m/g 土
増加 150 kg/ha / シーズン
1 g/m² = 10 kg/ha
誤り
菌糸体 19 g/m²
190 kg/ga
収量 45 g/m²
L = 100 m
菌糸体 150 kg/ha / 年
1 g/m² = 100 kg/ha

層と状態がなければ数は不完全である。0—30 cm の層では菌糸体はもっと多く、生重量は乾燥重量の五倍になる。ヘクタールの記号は ha であり、「ga」ではない。注記のないキノコの収量はたいてい生重量で、乾燥重量より十倍重い。L は土 一グラムあたりの長さであり、ただの長さではない。シーズン中の増加量と、採取日の現存量は別の量である。そして 一グラム毎平方メートルは、十 kg/ha であって、百 kg/ha ではない。

06 · 隣り合う単位
菌類学

菌糸体の質量は菌糸が育った結果である。コロニーの縁がどの速さで伸びるかは、菌糸体の成長のページに書いてある。子実体は胞子のために生き、胞子の大きさと射出は隣のページにある。ヘクタールで表す面積は、すべてのページに共通の物差しである。

K_r
菌糸体の成長

コロニーの縁、mm/d。

v₀
胞子の射出

キノコが子実体を育てる理由。

ha
ヘクタール

10 000 m²、森林面積の物差し。

07 · 歴史の部
アーカイブ · 袋の中の根から巨大な個体まで

キノコ全体はどう見えたか

計量の覚え書き

菌糸体の質量は常に換算である

0—55—1010—15
層に切り分けたコア

子実体は秤にのせられる。菌糸体はのせられない。土から丸ごと切り離せないからだ。そのため質量は、三つの測定からの換算でしか得られない。土 一グラムあたりの菌糸の長さ、菌糸 一メートルの質量、層の土の質量である。

三つの数は、それぞれ誤差をもっている。菌糸の直径は二から五マイクロメートルの間で揺れ、一メートルの質量は直径の二乗で増えるので、差は六倍になる。試料中の菌糸の一部はすでに死んでいる。そのため菌糸体の質量は丸めて書き、方法を添える。

もう一つ、化学的な道もある。菌類の細胞の壁には、植物にはないエルゴステロールという物質がある。試料の土に含まれるその量を、菌糸体の質量に換算する。右は接眼レンズの下の交点カウンターで、点はそれぞれ格子の線を越えた菌糸である。

交点:7
菌糸が格子の線と交わる
土台 · 7 単位

SI の 7 つの基本単位

量のカタログ
菌学と面積 · 12 ページ
索引の実験室:紫キャベツのジュースのコップ、バーナー、冷たいプレートの上の水のコップ、歯車の列
索引 · すべての量を 1 ページに
索引の入り口にある実験室

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